「どうも実に立派だね。だんだんぺネタ形になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」
-などと話ながら、なかよく雲見をしていた
三匹の蛙たちが、その後、人間界で流行るという
ゴム靴をめぐって、どんなことになったか・・・・。
どこまでもみずみずしく、そして、
どこかおかし味が醸し出される宮沢賢治の
蛙たちの話を、松成真理子がいきいきと、
味わい深く鮮やかに水彩画で描いた作品。
「どうも実に立派だね。だんだんぺネタ形になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」
-などと話ながら、なかよく雲見をしていた
三匹の蛙たちが、その後、人間界で流行るという
ゴム靴をめぐって、どんなことになったか・・・・。