おつけもの慶

おつけもの慶

キムチ神社 キムチ神社

1坪のお店から始まり
川崎のキムチ文化を発信し続ける
「おつけもの慶」

JR川崎駅、京急川崎駅から少し離れた住宅街。この場所に工場と店舗を構えるのが川崎で絶大な人気を誇る「おつけもの慶」さんです。テレビなどにも数多く取り上げられている川崎名物のキムチを製造、販売をしています。でも、なぜ、川崎でキムチ? と思う方も多いのではないでしょうか?川崎のキムチ文化と「おつけもの慶」の歩みについて紹介します!

川崎コリアンタウン
川崎コリアンタウン

古くから共生の町として栄えた
川崎コリアンタウン

川崎市川崎区浜町地域は古くからコリアンタウンとして発展してきたそうです。さかのぼるは大正~戦後にかけて朝鮮半島から多くの人が移住してきました。浜町地域は自然と日本人と朝鮮人が共に暮らす地区となりました。戦後経済成長とともに焼肉店やキムチ店が数多く軒を連ねて発展していきましたが、現在までに後手不足などで閉店するお店も増えるばかり。そこで浜町地域は町ぐるみで多文化共生の町としての文化を守っているのだそうです。

渥美社長
渥美社長
城野さん
城野さん

川崎コリアンタウンの文化を
伝えるためにキムチへ

この町の文化を伝えるために始まったのが、「おつけもの慶」です。野菜卸業を営んでいる有限会社グリーンフーズあつみの渥美社長と、町の人気焼肉店で長年キムチ職人をしていた城野さんがタッグを組みキムチづくりを始めました。まさにコリアンタウンが生んだ奇跡のコラボレーションですね!

おつけもの慶
おつけもの慶

たった一坪のお店から
あごが落ちるほど旨い!と
評判の川崎名物キムチ専門店に

「おつけもの慶」は住宅街の中の「たった一坪のお店」からスタートしました。決して良い環境とは言えない場所。しかし、二人は日本人の好みに合うキムチを徹底的に追及していきました。こだわりぬいたキムチの味が徐々に口コミで評判が広がり、テレビや雑誌などのメディアで紹介されるようになり、人気が大爆発!毎日行列ができるまで人気となり、川崎を代表するキムチ専門店となりました。王道白菜キムチは、2018年「かわさき名産品」に選ばれ、2019年には「おつけもの慶」がキムチとして初めて「かながわの名産100選」に認定され、川崎のキムチは多くの人に知られるものとなりました。

キャベツ
キャベツ

毎日の食卓に並ぶキムチに
~Made in 川崎 キムチ~

地道な積み重ねをしてきた「おつけもの慶」にとっての最大の売りが、「こだわりぬいた味」と「厳選された野菜」そして「職人の手づくりの技」です!川崎のコリアンタウンと呼ばれる地域で、古くから日本の文化と朝鮮文化が融合した多文化共生地域で生まれ育った「おつけもの慶」のキムチの特徴は、日本で独自の成長を遂げた 甘味の中に辛さとコクがある日本育ちのキムチ!「おつけもの慶」は、キムチもおしんこのように毎日の食卓に並ぶ ごはんのお供 であることを目指してキムチづくりをしています。本場 韓国のキムチは保存食のため、「辛くて、 酸味が強い」のが特徴ですが、「辛いのが苦手」や「酸っぱいキムチは嫌い」方も多いはず。そんな日本人の口に合うように、「酸味を抑えた」、「ほどよく強い甘み」、「シャキシャキとした食感」のキムチに仕上げているそうです。浅漬けで甘辛な味わいは、幅広い年齢層の人に口にしてもらうこと間違いなし!!

キムチ
キムチ

「おつけもの慶」の味を生み出す
4つのこだわり

そんな「おつけもの慶」ならではの味ですが、こだわりの味を生み出すために4つのこだわりがあります!

1.3種類の唐辛子をブレンド
キムチの味の決め手となる素(ヤンニョム )には辛さの 違う唐辛子を独自の割合で配合。最初は甘く、後からほどよい辛さが来る、お子さまからお年寄りの方まで多くの人が楽しめる優しい辛さにしています。

2.りんごとももを使用
カレーなどにも入れることもあるりんご、さらにももを加えることで、やわらかい甘みがキムチを包み込んで 酸味を 和らげてくれます。さらに、コクも加わってより深い味わいになります。

3.新鮮な野菜を使用
「おつけもの慶」の社長である渥美さんは野菜の目利き、 東京の大田市場から厳選した野菜を仕入れています。新鮮な野菜なのでみずみずしく、野菜そのものの旨味が楽しめます。

4.浅漬けスタイル
通常キムチは熟成が命ですが、あえて浅漬けに慶キムチの素を和えた状態で提供しています。これによって熟成の時間をかけるほど強くなる酸味を抑えて、野菜のシャキシャキとした歯ごたえをそのままにしています。まさに日本人好みの漬物スタイルです。

キムチ料理
キムチ料理

野菜の数だけキムチはある

キムチの代表的商品と言えば、白菜キムチ、カクテキですが、「おつけもの慶」は “野菜の数だけキムチはある”をテーマに、社長自ら季節ごとに旬の野菜を選び抜き、様々なキムチを作っています。主な季節のキムチはご覧の通り、1月:れんこん 2月:新玉葱 3月:のらぼう菜 4月:たけのこ 5月:アスパラ 6月:オクラ 7月:にら 8月:辛口きゅうり 9月:きのこ 10月:さつま芋・かぼちゃ 11月:早春キャベツ 12月:海鮮松前・チョンガ 普通ではキムチにするなんて考えないような食材もキムチにしてしまうのが魅力です。大根のキムチはカクテキで有名ですが、カブを使ったキムチもあるそうで、こちらは優しい味わいで女性に大人気なのだそうです!新たなキムチの発見や旬の味を楽しめるのはワクワクしますね!

【メーカー詳細】
有限会社グリーンフーズあつみ
神奈川県川崎市川崎区大島3-35-7
創業:1988年(昭和63年)
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